「ブレザー」という名前の由来となっているエピソードと、混同されやすいジャケットとの違いについてまとめました。
ブレザーの語源は何?
ブレザーの語源となっているものは、主に2つのエピソードがあります。
- 「炎の色」説:イギリスのケンブリッジ大学のボートチームいは、ライバルのオックスフォード大学のとの対抗戦で深紅色のブレザーを着用していたそう。その燃えるような色合いに、観客から「Oh! Blazer!!m(燃えるようだ!)」と叫んだ事が由来という説。
- 「軍艦の名前」説:イギリス海軍の軍艦で「ブレザー号」という名前の船があった。女王陛下が乗船する際に、メタルボタンの紺色のブレザーを着用していて、これを見た他の艦でも広まっていったという説。
どちらの説が有効か?については詳細な事は分かっていませんが、「ブレザー」がイギリスを起源にしているものである事は間違いなさそうです。
ブレザーとジャケットとの違い
ブレザーとよく似ているものとして、ジャケットがあげられますが、2つはどのような違いがあるのでしょうか?
ブレザー
- パンツとお揃いではない。
- ジャケットと比べるとカジュアルな印象。
- 「重ね着」を前提にしているので、そこまでタイトではない。
- 紺色が多くて、ボタンの色が金、銀、パールにいずれかになっている。
ジャケット
- パンツとジャケットがセットになっている。
- 中にはワイシャツを着るのが前提で、比較的スリムに作られている。
- ボタンの色はスーツと同系色。
- 無地タイプのものが主流。模様があってもストライプやチェック程度。
ブレザーは、大学や高校の制服でも使われる事が多いからも分かるとおり、「同じ団体」「クラブやチーム」のユニフォームとしての位置づけのある上着にもなっています。