ビール発祥の歴史と、ビールにまつわる雑学を紹介します。
ビールはいつの時代から飲まれていた?
ビールが飲まれていた起源を遡ってみると、歴史上では、紀元前3000年頃にメソポタミアに都市を作った「シューメール人」が飲んでいたのが最初と言われています。
しかも、驚く事に現在と同じように麦の種類によってビールを作り分けていたのだそう。
イエス・キリストが生まれた年を基準にした年を基準に暦を数えているのが西暦で、今は西暦2,000年ちょっと。
紀元前はその基準より前の年の事のなるので「紀元前3,000年+西暦2,000年ちょっと」と足してみると、なんと5,000年以上も前から既にビールが存在していた事になりますね。
ビールにまつわる驚きの法律
お酒にまつわる法律では、日本の法律では「酒税法(税金+種類の分類や定義)」が主で、ワインなどはフランスではAOC、イタリアではDOCなどと呼ばれる「原産地呼称制度」で細かく定められています。
(フランスの最上級AOCである、ロマネ・コンティなどは有名ですね)
世界最古の法律は、バビロニアのハンムラビ王が作ったと言われる「ハンムラビ法典」があります。
ハンムラビ法典に記されたビールに関わる法律を見てみると、驚きの内容がかかれていたそう。
当時の法律では「ビールを水で薄めたものをビアホールで出したら、溺死刑に処す」という厳しいものでした。
「水で薄めるぐらいで厳しすぎるのでは?」と思ってしまいがちですが、当時のビールは今よりかなり価値が高かったのでは?と言われています。そのため、ビールにまつわる法律もこれだけ厳重だったのかもしれません。