1日の長さは24時間というのが一般的。なのですが、実は季節によっても1日の長さが変化する場合があることを知ってましたか?
1日の「時間の長さ」も変化している?
毎年6月21〜22日頃に訪れる、夏至は昼の長さが一番長い日です。そして、毎年12月21〜22日頃に訪れる冬至は1年の中で最も昼の長さが短くなる日でもあります。
昼の長さが長くなったり、短くなったりする理由は地球が少し傾いた角度で太陽の周りを公転しているからです。(中学校ぐらいに習いましたよね?)
地球が傾いた状態で太陽の周りをまわっているので、太陽が地球にあたりかたが徐々に変化。あたり方が変化するから、昼の長さが長くなったり短くなったりするというわけです。
昼間の長さはこうして変化する事は常識ですが、実は「昼と夜を足した1日の時間」も、季節によって変化すると言われています。
地球が1回転する周期(自転する周期)が、24時間という計算で、この部分が季節によって変化する。
…つまり、自転する速度が季節によって微妙に変化しているという事。
地球の自転速度に影響を与えているのは、太陽の引力や月の引力が一因に。潮の満ち引きがある事で、地球表面の様子が微妙に変化し、わずかながら自転速度に影響を与えているというわけ。
地球が自転する速度が一番早い月、一番遅い月は次のとおり↓
- 自転が遅くなる月:6月で平均値から0.035秒程 遅れる
- 自転が早くなる月:10月で平均値から0.035秒程 早くなる
また、こうした潮の満ち干きの変化意外にも、大規模な地殻変動等が起こると、地球内部の岩石の分布割合が変化する事で自転速度に影響を与えるケースもあるようです。