当サイトで掲載されている商品には、一部プロモーション及び広告が含まれます。

1時間が60分で1分が60秒と「数字の60」を使っている理由はなぜ?

雑学

1時間が60分で1分が60秒ですが、なぜ1時間は100分だったり、1分が100秒のようなキリがいい数字になっていないのでしょうか?

 

スポンサーリンク

1時間が60分の理由 1分が60秒の理由

1時間が60分となっている理由は、1時間60分のルールを作った古代ギリシャ人が「六十進法」を用いて、時間を分けていたからです。

正確には時間を分けるというよりも、「分割する」という考え方に近かった様子。具体的にはこんな順番です↓

  • 紀元前276年〜194年頃:ギリシャ人天文学者エラトステネスは、地理学における「緯度」を決めるために円を60分割
  • 1世紀後:ギリシャ人天文学者ヒッパルコスが地球全体を経線と緯線で360分割するという方法を考案。この方法をもとにすると「経線」で24分割される事になるので、1日が24時間という数値になる。
  • 西暦150年頃:クラウディオス・プトレマイオスが360に分割された経線&緯線をさらに60分割し1時間60分が誕生。さらにこれを60分割して「秒」も誕生。

こんな感じに、地球を球体としてみた時に、経線と緯線で分割する時に「六十進法」が使われていたというわけ。

正確には「六十進法」で分けていた理由は不明ですが、「分割する」という原理にいくと、約数が多い60という数字はとても使いやすかったとも言えます。

60という数字は、2分割、3分割、4分割、5分割、6分割、10分割、12分割、15分割、20分割、30分割のように、割り切れる数字がとても多く「地球を均等に分割したい」という時にも使いやすい数字だったというわけです。

スポンサーリンク