まるで体の中に電気が走るような、衝撃的な出会いを体験した事はありますか?
そんな「恋をしてビビビ」現象を、化学的に実験してみた人がいるようです。
恋をすると電気が流れるは本当?
ひと目見た時にビビッ!と電気が走るような体験や、好きな人に触れられて電流が流れたかのような感覚になる現象。
一見すると「心の作用でそう感じだけ」と思いがちですが、実は体の構造的にもそのようになっているとの事。
ドイツの学者(ハノーバー)は「人体には微弱な電流が流れていて、その電気は体温が高くなるほど流れやすくなる」という研究結果を発表しています。
どういいう事なのでしょうか?
人の体には水晶等に圧力をかけた時に生じる圧電気と呼ばれるものと、氷砂糖を熱すると発生する焦電気の2種類が流れているとのこと。
つまり、こういう原理↓
- 恋をする事で興奮状態になる⇒ 体温が上がり焦電気による電気が!
- 好きな人にギュッとされる(圧力がかかる) ⇒ 圧電効果で電気が!
こんな2つの理由で、電気がビビッ!と走ったかのような感覚になると言われています。
ちなみに、理化学研究所の資料でも、人の体の圧電効果について説明されています↓
骨および腱の圧電気はわが国で初 めて見 出 され た5>N8)。骨はコラーゲン繊維が配向した組織の中にhydroxyapatiteというCa塩 の結 晶が埋め こまれた構造をもつ。コラーゲン結晶が一軸配 向 した系 と考えれば,木材と同じように圧電効果の表われることが期待される。
…
皮,毛 髪 羊毛,な どに も圧電性 が測定 されており,タンパク質 を含む多くの生体組織に圧電性はかなり一般的に存在するものと思われ る。
引用元:https://www.jstage.jst.go.jp/article/kobunshi1952/16/9/16_9_795/_pdf
心電図など、人の体に流れる微弱な電流を利用した装置もあったり、実際の「人の体の圧電性」の研究も多くあったりするのを見ると…
恋をしての電流は、心よりも体の働きが大きいかも、と思えてきそうですね。