お祭りの時に掛け声をかえる「わっしょい」という言葉。この掛け声のエピソードは何なのでしょうか?
わっしょい!の由来
「わっしょい」という掛け声の由来は諸説あります。
- 「和を背負う」説:最も有力とされている説。「和を背負う」を省略してわっしょい!と言われるようになったといもので、ここでの「和」は、仲良く背負え!という意味での和や、日本古来を表す大和の国の「和」とされる説もあります。
- 「韓国語」説:韓国語で「ワッツ」が訛ってできたというもの。ワッツは来るという意味がある。
わっしょい以外にも色々ある!全国の掛け声
神輿を担ぐ時の「わっしょい!」は最もオーソドックスな掛け声ですが、日本各地で見てみると、かなり色々な祭りの掛け声が存在しています。
ソイヤ・セイヤ | 関西発祥とされるもの。浅草三社祭・鳥越祭り・神田明神祭など。 |
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どっこいどっこい、どっこいそりゃ | 主に湘南地方の祭りでの掛け声 |
オイサー、コラサー | 小田原 周辺え見られるもの。北條五代祭り等がある。 |
そらやー よいさー ほいさー そーりゃー | 千葉県の大原はだか祭りに代表される。 |
ホイットー ホイットー | 京都の祇園祭など。 |
ちなみに「オイサー、コラサー」の掛け声で知られる小田原の祭りでは、「小田原担ぎ」と呼ばれる独特な担ぎ方をする事でも知られています↓
動画にあるように「神輿が合体する」というのが最大の特徴。
神輿同士が2基、3基、4基と合体していくが「小田原流」との事で、神輿の担ぎての代表の打ち合わせで「どの神輿と合体する?」が決められる事もあれば、「たまたま進行方向が同じだったから」のような理由で、合体する場合もあるという点がユニークです。
神輿を合体する事で、担ぎて同士や観客も「強力な連帯感」が生まれて、より祭りが盛り上がるのだそう。