野球の始球式を見てみると、バッターボックスに立ったほとんどの選手が空振りをしています。
何となく「始球式を投げる人が女優やモデルさんが多いから、相手を立ててるからでは?」というイメージがあります、実は、空振りをするようになった理由は、もっと違ったエピソードに由来していました。
始球式で空振りをするようになったエピソード
日本で初めて始球式が初められるようになったのは、明治41年(1908年)に行われた、大リーグ選抜チーム&早稲田大学野球部位の親善試合が最初だったと言われています。
この時に、始球式のボールを投げたのが、早稲田医学の創始者である大隈重信。
この時に大隈さんが投げたボールは、大きくストラクゾーンを外れたばかりが、直接キャッチャーミットに届く事もなく転がっていったとの事。(まさに、今の始球式と同じような風景)
この時、バッターに立っていた早稲田大学の打者は、創始者でもある大隈さんがわざわざ投げてくれたボールを「ボールにしてはならない!」ととっさに判断。
この打者の機転によって、大きく外れた球が「ボール」にはならず、ストライクになったそうです。
この時に出来事がきっかけとなって、「始球式では相手に敬意を払って、わざと空振り&ストライクにする」というのが慣例になった…という説が始球式空振りのエピソードになっています。
ちなみに、平野恵一選手のように、当てるつもりはなかったけど、たまたま当たってしまうハプニングもあったり↓
稲村亜美さんの始球式のように、もともと豪速球を盛ってるような「特別な人」の場合↓
違った意味で「空振りをするよりは、ちゃんと打ち返す方が相手に敬意を払える!」と打者が判断した場合には、思い切り打ち返す事もあります。
ちなみに、始球式の球を打ち返したとしても、特の打者に罰則が発生したりする事もないので、「慣例として、普通は空振りをする」「だけど、判断は打者に委ねられる」というものになっています。
意外にたくさんある、おもしろ始球式
普通は空振りをするはずの「始球式の球」を、あえて打ち返すというシーンは、いつもとは違う状況なのでたまたま遭遇できたらラッキーですし、ユニークな始球式の一場面になります。
単純に「球を打ち返す」というのも面白いですが、始球式の中には、はじめからウケを狙って行われているものも多いです。
例えば、映画リングでお馴染み貞子の始球式は、かなりユニークな始球式として人気。特に、始球式の球を投げた後の貞子の様子が面白いです↓
元格闘家の須藤元気さんがプロデュースするダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」の始球式は、「これは、球の出どころが分からない www」「生で見たかった!!」と、こちらも大人気↓
映画スターウォーズのダースベイダー始球式なんてものもあります↓
こちらもスターウォーズですが、今風のカイロレンバージョンに↓
「思ってたよりも、本格的なスターウォーズで楽しめた!」「BB8がリアルで可愛かった!」と始球式の中でも高評価だったイベントになっていました。