スニーカーの一番上に設置されている2つの穴は、どうやって紐を通すのが正しいのでしょうか?
スニーカー上の2つの穴はどうやって紐を通す?
スニーカーやランニングシューズの上の部分を見てみると、こんな漢字に謎の穴が空いてますよね↓
「これって…なんなの?」「どうやって、紐をとおせばいいの?」と思ってる人も多いのではないでしょうか。
途中まで通してきたルールどおり(高い違いに2本の紐を通す)をここでもやってしまうと、なんだか間隔が狭すぎるように思えます。
実は、この穴にはれっきとした使い方があり、通し方の名称として「2段ハトメのシューレーシング」という名前まで存在しています。
具体的な通し方は次のような感じです↓
- 一番上の穴まで紐を通して、下から上に出す。
- 紐をすぐ隣の謎穴に通して、ピン!と伸ばしきらずに「小さな輪」を作る。(反対も一緒)
- できた輪の中に反対の紐を内側から外側に通す(反対も一緒)
- 後は、普通に蝶々結びをする感覚で結ぶだけ。
何のために「2段ハトメ」で結ぶのか?
結び方は理解できましたが、では何のために「2段ハトメのシューレーシング」をする必要があるのでしょうか?
実は、この結び方(使い方)の考案者は、スポーツメーカーのアシックスが1980年に実用新案として出願し登録したもの。
アシックスによると、この結び方をする事で普通に結ぶよりもタイトな結び方ができるのだそう。
こんな風に結び方を推奨している人もいます。
実用新案は、よく比較される「特許」と比べると比較的ゆるいもので、権利の有効機関も出願から10年しかないので、権利自体は終了していますが、その有用性の高さから、多くのスニーカーやランニングシューズで採用されるようになってるというわけです。