一般的なイメージで「ハッカー」と聞くと、何かパソコンやネットで悪い事をする人なイメージがありますが、実際にはちょとと違った使われ方をしているようです。
ハッカーとは?
ハッカーは「ハッキングを行う、ハッキング能力のある人」の事を言いますが、「ハッカー」そのもの定義が主にTVメディアによって「悪い意味」で使われる事が多く、悪人のイメージが強くなってしまっています。
ハッカーにとっての本来の意味をまとめると次のような感じ↓
- プログラムできるシステムの細かい部分を探れる人
- 熱中してプログラミングを楽しめる人やプログラムが得意な人
- 優れたプログラムを世に発表して、コンピューターに精通している人の総称
本来の意味を見てみると分かるとおり、決して悪人の意味では使われていません。
もともと「ハッカー」の由来となったのは、マサチューセッツ工科大学の鉄道模型クラブで、高度な技術を使ってシステム改善を行っていた部員の事を「ハッカー」と呼んでいたのがはじまりとされています。
ハッカーとクラッカーの違い
ハッカーと呼ばれる人達は、優れた高度な技術を持っているので、システム解析やプログラム改造を得意としています。
なので、世間がイメージする悪者としてのハッカー的な行為も、やろうと思えば割と簡単にできてしまうようで、「管理用のパスワード」を解読したり、「サイトの脆弱性を攻撃」なんて事もやろうと思えばやれるスキルを持っています。
ただ、「モラルを持って、そういった行為を行わないようにしよう!」という意味と、メディアによる「誤った使い方」を正す目的で生まれた言葉が「クラッカー」です。
つまり「ハッカー」が持つ悪いイメージを守るために、本当の悪い方の意味はハッカーではなくクラッカーですよ!という意味で作られた言葉という事。
ハッカーは新しいプログラムを創造する事に特化していて、クラッカーは作ったプログラムやシステムを悪意を持って壊す事を指しています。
ちなみに、ハッカーの中でも「自分の有能正」をまわりに言いふらしてるタイプの人は、ハッカーではなくクラッカーになる傾向が強いのだそう。
相棒ではクラッカーをハッカーと呼びます
このようにたくさんの人が見るドラマ等でそのように間違った使いかたをするので正しい言葉・意味がきちんと広まらない
— まなみ (@ManaMichan0622) 2018年3月21日
みんなハッカー誤用しすぎ。皆の言ってるそれはハッカーじゃなくてクラッキング、クラッカーの事ね。
その逆で技術を善意的に使用するのをハッカーと呼ぶのであって、悪い意味で使用されるのはクラッカー。
間違えないで(キレ気味)— 絶対高貴ぶにゃ@北原一門尊し (@9_cogito) 2018年3月21日
ニュースとかでぜっっっったいクラッカーって言葉使わないよね…
ホワイトハッカーって言うならクラッカーって言えば良いのにっておもう— you (@prism_0821_you) 2018年3月19日
ホワイトハッカーって変な言葉だけど、さすがにwhite crackerとは言えないしな。
ハッカーって使いたくない言葉なんだけど、話してる相手の背景が様々な場合、そう言わないと通じ難いから使うことがある。でもそうすると、その用語法に異を唱える人が説教始めるので、面倒くさい。— diatom (@diatomjp) 2018年3月8日
これが殆どハッカーがクラッカーになる動機だと思う。
功名心と社会的な立ち位置の危うさで揺れているハッカーも多いから、名前を売るため・能力を知ってもらいたくてハッキングした結果、白い目で見られる。社会に自分の受け皿が用意されて無いことに幻滅するのは、その人のポテンシャルの無さ。 pic.twitter.com/lx7eGuFP1S
— tech.lab_JP (@techlab_JP) 2018年2月18日
ハッカーが犯罪者っぽく描かれてしまうのはもう諦め半分です。クラッカーという言葉はなかなか流行らないなー
— 郷宮菊花 (@s_kicca2) 2018年2月15日
ホワイトハッカーって言葉に違和感を感じる
一般的には黒い人がハッカーって捉えられとるんかねぇ
黒い人はクラッカーって言うんですけど
ハッカーが全員悪人ってイメージはけしたってー pic.twitter.com/kWa5LHCex7— 大地を蹴る鋼鉄のれーとさん(優勝) (@kirifurayura) 2018年2月1日
「ハッカー」とはそもそも「個人的に高い技術を持つ人」を指す。ネットに侵入することでシステム上のホールを教え合う互助的なことをやっていたのが、いつしか「ハックする」は悪い意味でも使われるようになった。仮想通貨をパクる人は「クラッカー」と呼んで区別すべきなので覚えておこう。
— 小霜和也 (@kossii) 2018年1月28日