和牛と国産牛のそれぞれの定義の違いと、見分け方についてまとめました。
和牛と呼ばれる種類は4種類だけ
和牛と国産牛には、実は明確な違いがあります。和牛とは、日本在来の牛をベースに、日本国外の牛とも後輩を繰り返してきた4品種の牛だけの事。
4品種の牛と、それぞれの代表的な産地や特徴は以下のとおりです↓
和牛名 | 特徴 |
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黒毛和種(くろげわしゅ) |
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褐毛和種(あかげわしゅ) |
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日本短角種(にほんたんかくしゅ) |
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無角和種(むかくわしゅ) |
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表を見ても分かるとおり、いわゆる普通にイメージする和牛は、ほとんどが「黒毛和牛」の事で、高級鉄板焼きやステーキ店で提供されているのもこのタイプです。
国産牛の定義とは?
国産牛の定義はいたってシンプル。「和牛4品種」以外で、日本国内で飼育された牛を国産牛と言います。
厳密に言うと、牛が生まれてから食肉用として加工されるまでの期間の中で、最も飼育期間が長い場所を原産地として表示されるとの事。(JAS法で規定)
どうやって和牛と国産牛を見分ける?
基本的にスーパーで売っている牛肉のパッケージには「◯◯牛」のようなブランド名が書いてある場合が多く、特に和牛の場合は「和牛である事」がウリなので、その記載がされています。
簡単に見分けるなら、和牛名がある時には和牛と判定。和牛名が書かれてなくて、日本の産地名が書かれている時には国産牛と判断できます。
「パッケージに書かれてる情報は本当なの?」と疑り深い人は、パッケージに書かれてる「個体識別番号」をチェック。
平成16年に制定された「牛肉トレーサビリティ法」によって、牛の生育情報を個体識別番号として登録し、パッケージに表示する義務があります。
独立行政法人 家畜改良センターが提供している「牛の個体識別情報検索サービス」を利用すると、パッケージのラベルに表示された個体識別番号を入力する事で、その食肉の詳しい情報を閲覧可能。
種別(品種)の項目内で「黒毛和種」など「◯◯和種」という表記があるものが和牛です。