母の日に贈る花と言えばカーネーションが定番。では、父の日に贈る花は何が正解なのでしょうか?
父の日の起源に見る贈る花
「父の日」が作られた起源となっているのは、アメリカのある家族の行動が由縁となっています。
1909年にワシントン州のソノラ スマート ドットという女性が、教会の牧師にお願いし、男手ひとつで自分を含む6人の子供を育ててくれた父親の誕生月(6月)に礼拝してもらった事が起源。
当時は、すでに「母の日」が始まっていて、母の日があるなら父の日も作って欲しいと働きかけたのがドットだったのだそう。
ちなみに、ドットの父親が男手1人で育てる事になったのは、南北戦争中に父親が召集された事による、母の過労死が原因ですが、「母の日」が制定された理由も南北戦争が大きく関わっています。
「母の日」「父の日」ともに、南北戦争と深い因果関係があるようです。
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母の日にカーネーションが贈られるようになったのは、母の日の由来となったアンナが自分の母親に白いカーネーションを献花として捧げていた事が由来。
父に日に、ドットが自分の父親に献花として選んでいたのは「白いバラの花」でした。これにちなみ、「父の日の起源」的に見ると、父の日に贈る花は「バラの花」という事になります。
日本で選ばれている花は?
日本で父の日にバラの花を贈る風習は、アメリカから伝えられました。
日本では、1981年に設立された「日本ファーザーズ・デイ委員会」によって、「父の日 黄色いリボンキャンペーン」を実施。
このキャンペーンでは、家族への愛情や尊敬を表す「黄色」を父の日のイメージカラーとして設置してとの事。
これがアメリカでバラの花を贈る風習とミックスされて、父の日には「黄色のバラの花を贈る」という風に変化していったようです。