きんぴらごぼうの「金平」とは、どんな意味や由来があるのでしょうか?
なぜ「きんぴらごぼう」と言うのか?
「きんぴらごぼう」の名前の由来となっているのは、昔話でおなじみ「金太郎」の息子である(という設定)の、坂田金平のこと。
「きんぴら」は感じで書くと「金平」で、坂田金平の名前の部分というわけです。
では、なぜ坂田金平さんの名前をモチーフにしているのでしょうか? それには主に2つの説があります。
- 「坂田金平の性格」説:坂田金平は浄瑠璃の登場人物で親ゆずりの暴れん坊という設定。浄瑠璃での金平人形は、舞台で大暴れの熱演をしてる。そんな激しい様子が、「きんぴらごぼう」の固くてピリ辛なところと似てるから。
- 「坂田金平の見た目」説:坂田金平物語が歌舞伎になった時に、演者の髪型がまるでゴボウのような雰囲気のボッサボッサだったから。
実際に坂田金平の人形浄瑠璃を講演している様子はこんな感じ↓
人間ととっくみあいをしたり、クマやイノシシをばったばったとなぎ飛ばしてたり、坂田金平の暴れん坊っぽりが伝わってきますね。
浄瑠璃を語る太夫さんも「何というバカ力じゃぁぁぁ〜〜」と語ってます。
きんぴらごぼうを食べる時には、そんな坂田金平の暴れっぷりを想像しながら食べてみると、また違った感じで味わえるかも!?