おつまみにも おやつにも重宝する「柿の種」が生まれたエピソードを紹介。実はある有名な失敗が誕生理由になっています。
柿の種が生まれたエピソード
柿の種の発祥となっているお店は、新潟県にある「浪花屋製菓」というお店です。
当時は手作業で1枚1枚スライスした餅を重ねて、小判型の金型を使って モチ米を使用したアラレを作っていたとの事。
ある日、創業者でもある今井與三郎の奥さんが、うっかり誤って使っていた小判型の金型を踏み潰してしまいました。
小判型だった金型は、文潰れれる事で 今の「柿の種」のような形の独特の形の金型に変形。直す事もできずに、そのままの形でくり抜いたアラレを売っていたところ「これは柿の種に似ている」と言われた事がきっかけで、柿の種が誕生したとの事です。
ちなみに「浪花屋製菓」さんは、今現在も同じ名前で続いてるお店です↓
http://www.naniwayaseika.co.jp/kakinotane/
こんな風に「元祖 柿の種」として売り出されている他、現代風らしくオンラインショップも開いています。
元祖柿の種の他にも、「柿チョコ」「カフェオレ柿チョコ」「きなこ柿チョコ」「長岡生姜醤油ラーメン味柿の種」のように、一風変わったアレンジ柿の種も販売されていました。
ピーナッツはなぜ入るようになった?
柿の種にピーナッツが入るようになった理由は諸説あります↓
- 「帝国ホテル」説:東京「帝国ホテル」内にあるオールドインペリアルバーで生まれたという説。海外のバーでは、お酒のあてにピーナッツが入れらるのが一般的だったが、オールドインペリアルバーでは、「日本らしさ」を加えるために、ピーナッツに柿の種を入れて「日本風アレンジ」を加えたというもの。
- 「亀田製菓」説:直売所で店番をしていた創業者の妻が、思いつきでピーナッツと一緒に食べてみたら意外に美味しかったので、そのまま入れる事にしたという説。
そのほか、今は全店閉店している日立製作所のグループ「日立ライフ(スーパー等も経営)」が、かさ増し目的で 柿の種のピーナッツ入りの商品を販売した所、ヒットしたという説もありますが、有名で有力とされているのは「帝国ホテル」説と「亀田製菓」説の2つです。