学校にさぼってダラダラしたい!とか、月曜は仕事に行きたくなくてサボりたくなる…なんかでよく使われる「さぼる」という言葉。
実は、さぼるの語源となっていたのは日本語ではなくてフランス語だって知っていますか?
「さぼる」は実はフランス語から
サボるの語源となっているのは、フランス語のサボタージュという言葉からきています。
「サボタージュ」は破壊活動の意味で、生産設備・機械・輸送設備などを意図的に破壊する事で雇い主への不満(労働的な)を形にしたものです。
サボタージュのサボは、木靴の意味でこんな感じの靴↓
今日連れて行ってもらった佐渡のリサイクルショップ Off Houseで出会った珍しい靴☆
オランダ製のサボと呼ばれる木靴で、風車のイラストも良いし、爪先のトンガリ具合もぼく好み❤お値段も激トク。
でも、甲高のぼくの足には合わず残念ながら見送りに。
靴ファンのみなさまゴメンナサイ! pic.twitter.com/D1E3wZV88i— フクムラサトシ (@ssfq) 2017年10月2日
天気良かったからサボデビュー
半日過ごしたけど思った以上に歩きやすかった〜
ただ、木靴+元々の歩き方で靴音がすごいから修行が必要… pic.twitter.com/TYIYBjo54C— もん (@monshirokuro112) 2017年12月23日
中世の衣装と踊り。サボ(木靴)の音がかわいい。 pic.twitter.com/ACyovEETZL
— 犬顔スナフキン@ロシアで出稼ぎ中 (@CcmP6Pmgk3Yd2t5) 2017年10月2日
諸説ありますが、このサボを履いた状態で、機械をドカドカ蹴り壊した事が「サボタージュ」の語源となってると言われています。
(確かに攻撃力が高そうな靴です…)
「破壊活動」がなぜ だらける方のニュアンスになったのか?
日本での「サボる」は、フランス語のサボタージュを動詞化したもの。
ただ、もともとのサボタージュは「破壊活動」の意味がありますが、日本では破壊活動というよりも「だらける」方のニュアンスが強いです。なぜなのでしょうか?
その理由は、もともと「サボる」という言葉を広めた人の誤訳によるもの。
日本初のサボタージュは、大正8年(1919年)に川崎造船所で起こったもので、約35,000人もの人が参加した大規模なもの。
この時、最初にサボタージュを提起したとされる人が「村嶋歸之」。ジャーナリストである一方,労働運動指導者でもありました。
村嶋さんは、起こったサボタージュ闘争を「同盟怠業」と、本来の「破壊活動」の意味ではないものを夕刊に掲載してしまいました。この誤訳によって、「サボる」が「怠ける」「怠惰」のニュアンスで広まる事になったというわけです。