料理本やネットのレシピを見ていると、「胡椒を少々」「塩をひとつまみ」のような表現がされている場合があります。
そもそも、「少々」「ひとつまみ」というのは、どれぐらいの量で どちらが分量的には多いのでしょうか?
「ひとつまみ」「少々」の違い
レシピ本にかかれている「ひとつまみ」「少々」は、はっきりとした定義が設定されているわきではありませんが、「一般的な指標」として次のように決められています↓
ひとつまみ | - 親指、人差し指、中指の3本で一度につまんだ時の量。
- 分量にすると小さじ4分の1程度の量(約1グラム弱)になる。
- 「野菜の塩もみ」等、塩の力を活用した下ごしらえでよく使う。
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少々 | - 親結と人差し指をでつまんだ量。
- 分量にすると小さじ8分の1程度の量(約0.5グラム)になる。
- 魚や肉の下味や料理の仕上げでの微調整で使用。
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それぞれの量を比較すると、「ひとつまみ>少々」という事になり、ひとつまみの約半分の量で「少々」になっています。
小さじ1杯をベースに4分の1で「ひとつまみ」、さらに半分で「少々」とおぼえておくと良さそうです。
その他、レシピの分かりにくい分量も解説
「ひとつまみ」「少々」以外にも、分かりにくいレシピの分量が存在しています。代表的なものと、それぞれの分量の「量」をまとめました↓
ひとにぎり | - 人差し指から小指までの4本の指を閉じて、一度の軽くすくえる分量。
- 塩なら、おおよそ40〜50グラム程度の量になる。
- 「お漬物」等を作る時によくみかける。
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適宜(てきぎ) | - 自分好みの味で入れる分量で、入れても入れなくてもOK。
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適量 | - 自分好みの味で入れる分量だが、適宜とは違って必ず入れる。
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1片(ひとかけ) | - ニンニク:小房に分けた一つのこと。
- 生姜:親指の第一関節程度までの大きさにカットしたもの。
- すりおろした分量では10〜15g程度になる。
- 多少ズレでも、味に大きく変化はないものなので、だいたいでOK。
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1カップ | - 200mlの量。
- ちなみに、アメリカでは236.59ml、イギリスでは284.13となっている。
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ひたひた | - 鍋に材料を入れて水や出汁を入れた時に、食材が水面から顔を出すか出さないかあたりの量。
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かぶるくらい | |
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たっぷり | - 食材が全て水や出汁につかりつつ、上面の液体の層が全体の3分の1程度ある状態
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