同じ聖職者である神父と牧師の違いは何なのでしょうか? 一見すると似ている 神父と牧師の違いを解説します。
神父と牧師の違いは何?
神父と牧師の違いをそれぞれまとめると、こんな感じ↓
神父
- カトリック教会の資材に対する敬称。
- ローマ教皇を頂点とする組織の一員。
- ペテロを始祖とする代々受け継がれてきた聖職。
- 英語でFatherと呼ばれるように、信者の魂を導くとされる父親的な存在。
- 父親的な存在なので、信者の悩みや相談事にものってあげる。
- 他、ミサ、洗礼式、お葬式等も執り行う役割。
牧師
- プロテスタント教会で教区、教会の管理、信者の指導を行う人のこと。
- イエスの言葉の「我が羊を牧(か)え」という言葉から生まれている。
- 神父と違って、代々受け継がれてきた聖職という考えはない。
- 「信者の相談役」という部分では神父と同じだが、どちらかというと「教会のまとめ役」という立場。
結婚式での違いはある?
結婚式で教会で式をあげる場合には、大きく分けるとカトリックとプロテスタントの2種類の宗派に分かれます。
紹介したように、神父はカトリック。牧師はプロテスタントなのはもちろんですが、それぞれの宗派で結婚式の内容について違いがあります↓
神父(カトリック)
- 両名、もしくはどちらかが信者でなければ挙式をあげる事はできない。
- バージンロードの色は赤か緑
- 神を拝む場所は御堂で、式は「ミサ」と言う。
- 再婚者の結婚は基本的には不可(死別は除く)
- キリスト像がついた十字架
牧師(プロテスタント)
- 信仰宗派に関係なく、誰でも挙式をあげる事ができる。
- バージンロードの色は白
- 神を拝む場所は礼拝堂で、式は「礼拝」という。
- 再婚者の結婚は離婚理由等によっては可能
- 十字架のみ
一般的なホテルや式場での結婚式を見てみると、「十字架のみ」となっているケースが多く、「宗派に関係なく式をあげれる」という点からも、プロテスタント派の式となるケースが多いようです。