「へそくり」の由来は「おへそ」の意味ではなかった!

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旦那さんにバレずにちょっとづつ貯めておく「へそくり」ですが、「おへそ」のネーミングからきているように感じますが、実は本来の由来は「おへそ」とはまったく関係のないところにありました。

 

「へそくり」の本来の由来

へそくりの由来となっているのは、綜麻(へそ)と呼ばれるもの。

綜麻とは麻の糸を巻きつけたものの事で、「綜麻繰り」で麻糸を織る人の仕事(主に女性が行っていた)の事をさしています。

「綜麻繰り」は「科織(しなおり)」として、工芸品として語り継がれていて、山形と新潟の県境にある「鶴岡市関川」、静岡県の葛布(くずふ)、沖縄県の芭蕉布(ばしょうふ)と並ぶ、三大古代布として知られています。

科織は、シナノキを原料して作る布で、こんな感じで作られています↓

6月中旬ぐらいから「皮はぎ」と呼ばれる工程から始まり、「乾燥」「水つけ」「巻き」「しな煮」 「へぐれたて」 「しな扱き」 「しな漬け」 「しな干し」 「しな裂き」 など、11月ぐらいまでの長期に渡って、各工程を経て作られます。

その後、しなを積んで糸にしていく「しな績み」。積み終わった糸を「へそ玉」にする「へそかき」ができるのが11月下旬ごろ。

この「へそ玉」が、いわゆる「へそくり」の由来となっているもので、これだけ様々な工程を手際よく行える人は「手先が器用」で「多くの収入が手に入る事になる」という事から、「綜麻繰り」=「へそくり」となったというわけです。

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