迷惑メールが届いた時に、スパムメールがきた!等と言われますが、なぜ「スパム」という言葉が使われているのでしょうか?
スパムの由来はあのSPAM?
スパムメールの「スパム」という言葉は、実はスパムライスやスパム丼等でもよく使う食べ物の「SPAM」からきています。
なんで、美味しいSPAMが、やっかいな「スパムメール」等という意味で使われているのでしょうか?
スパムを製造しているのは、アメリカのホーメル食品という会社。スパイスドハムの略と思われがちですが、公式サイトの情報によると豚の肩肉ともも肉にハムの英語表記「Shoulder of pork and ham」のイニシャルをとって名付けれたらものとの事。
スパム本来の意味も、単純にハムの名称を略しているだけで、特別スパムメールとの関係性も示唆されていません。
そこで、注目すべきなのがホーメル食品が宣伝しているCM↓
こんな感じに「スパム・スパム・スパム…」とひたすら商品名を連呼しています。
このCMをもとネタにしたイギリスとのバラエティ番組「空飛ぶ モンティ・パイソン」の中で、「スパムの多い料理店」という、日本で言うコントのようなものが行われていました↓
内容を要約すると、レストランで料理を注文しようとした夫婦が、スパムを連呼するバイキングの歌に邪魔され続け、結局スパムを注文せざるを得なかった…というお話。
「同じものが連続して繰り返される」「意図してないのに、無理やり送られてくる」という、この番組の内容がのくだりに由来して、迷惑メールをスパムメールと呼ぶようになったというわけです。