海の色は日本と世界で違って見えるのはもちろん、日本だけで見ても北海道と沖縄の海の色は違って見えます。なぜなのでしょうか?
海の色が違って見える理由
海の色が違って見える理由を知るには「光の仕組み」を理解すると分かりやすいです。
「そもそも、海が青く見えるのはなぜなのか?」
海が青く見えるのは、海が青色に光っているからではありません。海が青いのは太陽光の反射によるものです。
太陽光の中で人の目に見える波長は「可視光線」と呼ばれていて、小学校の時に七色になるプリズムの実験で色の違いを実感したこと事があるはずです。
水は「波長が長いタイプの赤みがかった光」を吸収する性質があり、赤みが吸収された分「青み」の部分が強調されて光の反射で青く見えるというわけ。
では、世界の海の色が違って見えるのは?
これは、それぞれの海域の「水の状態(海水の状態)」が違っている事が理由。例えば、プランクトンや菌等の微生物の量。他にもチリや埃等の微粒子等の量も海域によって違います。
これらの微生物や微粒子が海中に存在していると、「赤色系を吸収する」という力が弱くなり、赤みがかった色も組み合わせて反射するようになります。
微成分の微粒子の量が最も多い所では、赤茶色っぽい色になり、その量が減ってくると緑⇒青⇒藍色という風に海の色が違って見えるそうです。